5月10日(水)、一般社団法人BMW技術協会の秋山澄兄さん、グリーンコープ連合会の宮崎利明さん・秦武士さんをお迎えし、BMW学習会を開催しました。9名の参加がありました。
BMWとはB=バクテリア、M=ミネラル、W=ウォーターの略です。山や森に降った雨は、バクテリア(B)が落ち葉や動植物の死骸を分解し、土壌となって積み重なった地表から地下に浸み込み、地中深くの岩石を通り、何年、あるいは何十年、時には何百年後に湧き水となって地表に現れます。この湧き水にはバクテリアの働きによって、岩石などのミネラル(M)が多く含まれています。BMW技術は、自然の自浄作用をモデルにバランスよくバクテリアを活性化し、生き物にとって「よい水」「よい土」を作り出す技術です。この技術は畜産や水稲・野菜・果樹栽培などの農業をはじめ、排水処理・中水処理といった環境浄化、ペット・生け花・生ごみ処理・バイオマスなど、暮らしの中で活用できます。BMW技術で使用する岩石や堆肥も実際に見せていただきました。
学習会後は、出雲で畑や水田、庭木の潅水などにBMW技術を活用している池田農場に見学に行きました。水田に使用し始めたころからモリアオガエルを見かけるようになったそうです。庭木が生き生きとしていたことが印象的でした。
グリーンコープの生産者さんの中にはBMW技術を用いているところも多く、自然循環も大切にしながら生産していただいていることも知ることができました。