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脱原発学習会「激動する原発・エネルギー問題をどうみるか」を開催しました(知って得とく四委員会)

1月11日(水)、脱原発学習会「激動する原発・エネルギー問題をどうみるか」を、講師に龍谷大学教授で原子力市民委員会座長の大島堅一さんを迎え、オンライン(ZOOM)で開催しました。15名の参加がありました。

東日本大震災以降、これまでの原発推進路線から脱原発へ、それが再びベースロード電源と呼ばれ、さらに政府が非公開のGX実行会議を経て突然推進へ舵を切りました。今回の学習会では、政府の原発推進の理由を一つ一つ検証し、根拠やメリットに乏しいことを学べました。

電気代の高騰や電力ひっ迫問題が、原発を稼働させれば解消するような風潮は情報の伝え方の結果です。データを見ればこれらはウクライナ問題とも、資源の国際価格高騰とも、実は影響が少ないことがわかりました。

島根県の原発事故の避難先ですが、海岸や公園だったり、避難人口がとても収まりきらない施設だったり、万全とはいえない避難計画でした。島根原発2号機は、建設費3,033億円、5,000億円が安全対策費だそうです。動かさなくても費用がかかり、動かしたら放射性廃棄物が出る。存在するだけで、テロや有事の際のリスクとなる。わたしたちにできることは、希望を捨てず、学び、できることをやっていく。科学的真実は多数決ではないのだから、という結びの言葉で終わりました。



「fromネグロスセミナー~カカオとエコシュリンプで知る民衆交易~in雲南」を開催しました(雲南地区委員会)

2022年10月26日、NPO法人APLAの野川未央さんをお招きして『2022年fromネグロスセミナー~カカオとエコシュリンプで知る民衆交易~in雲南』を開催しました。6名の参加がありました。

新型コロナが発生してから約3年、控えていた対面での活動の再開でもあり、待ちに待った“秋のつどい”でした。

民衆交易といえば外せないカカオと、脱炭素への取り組みとしてマングローブ林保全も始まることから「エコシュリンプ」についても詳しくお聞きしたく、テーマを「カカオとエコシュリンプで知る民衆交易」としました。

「エコシュリンプ」は、エサを与えず(自然のプランクトンを食べる)化学合成薬も与えない【自然放牧】のような育て方をしているそうです。もちろん、収穫後に見栄えをよくするための薬も使いません。写真で見た溜め池の養殖場は、広々とした自然に溶け込んでいてとてもきれいでした。
また環境については養殖場だけの問題でなく周辺地域も関係があるということにエビを育てている人たちが気づかれ、その方たちが中心になって地域のゴミ収集活動も始まっているそうです。カカオについても、生産者の発展と自立を保障する中で、現地との交流を重ね、いろいろな想いがつながり美味しい商品として私たちの手もとに届いていることを知ることができました。

今年もfromネグロスセミナーを通じて、民衆交易とは物を買うだけではなく、携わっている双方の誇りや夢を支え、ともに作り上げているものだと学び、そこに関われていることが誇らしく思えました。



れんこん学習会を開催しました(松江ブロック)

11月17日(木)、やまびこ会雪組の3名の方々を講師に迎え、オンラインでれんこん学習会を開催しました。12名の参加がありました。

調理実演では、れんこんと豆腐のガレット、れんこんのヘルシーポタージュなど4品を作っていただきました。やまびこ会は、B(バクテリア)M(ミネラル)W(ウォーター)のBMW技術やぼかし肥料など、日々研究しておられます。手作業による除草など、除草剤は使っておられないので、安心安全でありがたいです。やまびこ会のれんこんはとても“もっちり”しているので、お好み焼きにする時のつなぎとして、れんこんをすりおろして入れても美味しいです。

れんこんは、すりおろしたり、みじん切りにしたりしてひき肉を加え、ハンバーグにするのもおすすめです。煮ても良し、焼いても良し、そのまま蒸してポン酢をかけても美味しいなどいろいろ教えていただきました。

質問にもたくさん答えていただき、アットホームで楽しい有意義な時間となりました。オンラインでの学習会でしたが、手元もよく見えて、れんこんのたて切り、よこ切りなどもよくわかり、家でも簡単に楽しく実践できました。多くの方に産直れんこんの料理を作って、楽しんで、元気に過ごしてもらいたいです。



秋のつどい「ナチュラルお掃除のすすめ」を開催しました(大田地区委員会)

10月31日(月) サンレディー大田にて、秋のつどい「ナチュラル掃除のすすめ〜これ、どうやって使うの?〜」を開催しました。9名の参加がありました。

対面で行うのは2年ぶり(ですか⁈)。実演で石けんの使い方を詳しく学びました。
グリーンコープの粉せっけん「お洗濯のしゃぼんふわり」で作った“とろとろせっけん”で換気扇や茶渋を綺麗にしたり、油で汚れた換気扇に粉石けんを直接ふりかけ、熱湯を注ぎ、つけ置きして汚れを落とす方法を学習しました。
お洗濯で粉せっけんを使うポイントは 使う前によく溶かして使う(溶かし込み)をすること。液体でも粉でもしっかり溶かして使うことで、せっけんカスが出なくなり、洗濯物が白くなることも無くなるそうです。

 



「FP円縁学習会『子どもの心を育てるお金の話~育てよう、子どもの生きる力~』」を開催しました。(知って得とく四委員会)

2022年9月6日(火)、知って得とく四委員会は「FP円縁学習会『子どもの心を育てるお金の話~育てよう、子どもの生きる力~』」をオンライン(Zoom)で開催しました。10名の参加がありました。

台風が最接近の日でしたが、講師の矢野孝江さん(FP円縁)は、自分の家族や親族の例も挙げながら、終始、明るく楽しい雰囲気でお話しされました。低学年向けのお話でしたが、子どものおこづかいのモヤモヤが晴れてすっきり!とても有意義な学習会でした。

今年4月から成人年齢が引き下げられましたが、学校での金銭教育・消費者教育に充てられる時間はわずかなものです。18歳になった途端に保護者の手を離れ、自分の意思で契約が可能となり、お金に関して大海に放り出されるような感じです。今回は、家でできる金銭教育(生きる力を育てること)についてお話していただきました。

以下のことが特に心に残りました。

☆定額制のこづかいには力があること

☆自立のために家事手伝いをさせ、時に報酬をあげたとしても「ありがとう」「助かるよ」の気持ち、人のために動いて社会をよくすることの大切さを伝える 

☆お金のかけ方はそれぞれの家庭で違う。「うちはうち!」と言おう

☆台所は社会や経済、価値観を教えるのに最適の場

子どもの心を育てる!という視点を持ち、気長に、おおらかに取り組んでいきましょう、とのことでした。金融庁や消費者庁のホームページも参考になるそうです。