2022年10月26日、NPO法人APLAの野川未央さんをお招きして『2022年fromネグロスセミナー~カカオとエコシュリンプで知る民衆交易~in雲南』を開催しました。6名の参加がありました。
新型コロナが発生してから約3年、控えていた対面での活動の再開でもあり、待ちに待った“秋のつどい”でした。
民衆交易といえば外せないカカオと、脱炭素への取り組みとしてマングローブ林保全も始まることから「エコシュリンプ」についても詳しくお聞きしたく、テーマを「カカオとエコシュリンプで知る民衆交易」としました。
「エコシュリンプ」は、エサを与えず(自然のプランクトンを食べる)化学合成薬も与えない【自然放牧】のような育て方をしているそうです。もちろん、収穫後に見栄えをよくするための薬も使いません。写真で見た溜め池の養殖場は、広々とした自然に溶け込んでいてとてもきれいでした。
また環境については養殖場だけの問題でなく周辺地域も関係があるということにエビを育てている人たちが気づかれ、その方たちが中心になって地域のゴミ収集活動も始まっているそうです。カカオについても、生産者の発展と自立を保障する中で、現地との交流を重ね、いろいろな想いがつながり美味しい商品として私たちの手もとに届いていることを知ることができました。
今年もfromネグロスセミナーを通じて、民衆交易とは物を買うだけではなく、携わっている双方の誇りや夢を支え、ともに作り上げているものだと学び、そこに関われていることが誇らしく思えました。